ソフトボールをするためにはグローブやユニフォームなど様々なアイテムが必要ですよね。この記事では、ソフトボールに必要なアイテムと各アイテムの用具規定について解説していきます。

ソフトボールのグローブと用具規定


グローブ(グラブ)は選手が投げたボールやバッターが打った打球をキャッチするためのアイテムです。グローブを選ぶ時、野球用のグローブでプレーする人もいますが、ソフトボールのボールの大きさが野球とは全く異なるため、小さいグローブを選んでしまうと上手く捕球ができなかったり、野球で使用するよりも劣化が早く、すぐに壊れてしまうことがあるので注意が必要です。

グローブの用具規定

ソフトボールのグローブでは、配色は何色利用してもルール上問題ありません。しかし、ピッチャーはボールと同一色のグローブに利用することが禁止されています。そのため、白いボールでプレーする場合は白、黄色のボールでプレーする場合は黄色を利用しないようにしましょう。審判によっては、灰色など似た色でも注意される場合もあるので、似た色を利用することも避けた方がいいでしょう。

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ソフトボールのスパイクと用具規定

スパイクは足元が滑らないように靴底に刃がついている靴です。スパイクは自分の足にあったものを選ぶことがポイントです。プレーするカテゴリーによって、利用出来ないスパイクがあるので、購入する時は、カテゴリーの規定を調べてから購入しましょう。

スパイクの用具規定

ソフトボールでは規制されているスパイクがあります。まずは基本的な靴のルールを把握しましょう。
①金属製のスパイク、または硬い滑り止めのある物は靴底からの高さが1.9cm以内のもの
※ISF(国際ソフトボール連盟)ルールでは、ユース(19歳以下)の金属製スパイクの使用を禁止
※小学生、中学生、一般男子、壮年、実年、シニア、ハイシニア、レディース、エルダー、エルデストは金属製スパイクの使用を禁止
②円型の金属スパイク(ゴルフシューズ・陸上用スパイクなど)は使用できない ③セラミック製のスパイクは、金属スパイクとして扱われる

ソフトボールのボール

ソフトボールアイテムと用具規定を解説_ボール



ボールはプレーをする上で必須アイテムです。ソフトボールのボールは革とゴムの2種類の素材があります。ゴムボールでは、年齢によって使用する大きさが異なります。

ソフトボールのバットと用具規定

ボールを打つために必要なバット。メーカーによっていろいろな素材を使用しており、種類も豊富です。振りやすさや打った時の感覚など好みは人によって異なるので、試打ができる店でいろいろなバットで試してから購入するのがおすすめです。

バットの用具規定

ソフトボールのバットの規定は以下の通りとなっております。

①バットは、木材・金属・プラスチック・グラファイト・カーボン・ガラス繊維・セラミックス・チタン合金あるいは複合材料で作られたものである。
②バットは丸い棒状であって、表面は滑らかで凹凸があってはならない。
③バットには、コルク、テープ(滑らかなプラスチックテープでないもの)、または合成物質からなる安全グリップをつけなければならない。
※グリップ性を高めるために、安全と認めた樹脂・ロジン・スプレーなどを、グリップ部分にのみ使用することができる。
※グリップにテープを使用する場合は、らせん状に連続して巻かなければならない。テープは二重に巻いてはならない。

④金属バットは、両端部分が密閉された一体構造でなければならない。
⑤握りの部分には安全ノブをつけなければならない。
⑥フレアバット・コーンバット、フレア状あるいはコーン状のアタッチメントをつけたものは変造バットとみなされる。
⑦バットは、本協会のJSA検定マークが入っているものを使用しなければならない。
⑧バットには3号、2号、1号がある。3号には「ゴム・革ボ-ル用バット」と「ゴムボール用バット」がある。
※ゴムボール用バットで革ボールを打ってはならない。
⑨大会で使用するバットの号数は本協会で指定する。

ソフトボールのユニフォームと用具規定

ソフトボールアイテムと用具規定を解説?_ユニフォーム
試合をするためにはユニフォームが必要です。ユニフォームは一見同じように見えますが、素材によって重さや通気性が異なるので、いろいろ調べながら選ぶことがおすすめです。また、ユニフォームにも規定があるので、しっかり調べてから購入しましょう。

ユニフォームの用具規定

一般的なユニフォームには背番号が振られています。ソフトボールでは基本的に胸にも番号が必要となります。(一部地域や連盟によって異なる)

番号は主将が10番、監督が30番であることは共通ですが、ソフトボールではコーチは31番・32番になります。 日本代表はハーフパンツを使用していますが、このパンツの丈の長さはチームで統一する必要があります。一部のメンバーがハーフパンツで、また一部のメンバーがロングパンツというのは規定違反となりますが、丈の長さまでの規定はなく、統一すれば問題ありません。ただし、監督やコーチに限っては、同系色のものであれば選手と丈の長さが異なっても問題ありません。

男子ソフトボールの場合は、必ず全員が同じ帽子を着用する必要があるという規定があります。それに対して、女子ソフトボールは自由です。チーム内で被る、被らないを統一する必要もなく、チーム内で同系色のものであればサンバイザーなど別のものを身につけても構いません。ただし、プラスチック製のサンバイザーは破損して怪我をする恐れがあるため禁止されており、監督が男性である場合は、女子チーム側であっても帽子を着用することが決められています。


ソフトボールのアンダーシャツと用具規定

ユニフォームの下に着るアンダーシャツですが、夏と冬で選ぶポイントなどは異なりますので、季節に適したものを購入する必要があります。また、締め付け感が強いものやゆったりしたものなど、種類が豊富なのでベストパフォーマンスをできるアンダーシャツを選びましょう。


アンダーシャツの用具規定

選手のアンダーシャツはチームで同色に統一しなければいけません。しかし、全ての選手がアンダーシャツを着用することは必須ではありません。腕を保護するためのアームスリーブを着用する場合は、アンダーシャツの着用と同様で両腕にアンダーシャツと同色のものを着用しなければいけません。この時、片腕のみアームスリーブを着用することは禁止されています。

ソフトボールのアイテム まとめ

ソフトボールのアイテムについて解説させていただきました。各アイテム用具規定があるので、しっかり理解した上で購入していきましょう。